そのふっくらとしたウエストに 手を回す そのまま手を這わせて 肩甲骨まで持っていったら 君を抱きしめていた 後頭部の辺りで 髪をくしゃりと掻き揚げて そっと抱き寄せたら 君は僕にすっぽりと納まった 何を感じていたのだろう 何を思っていたのだろう 君はただ無言に徹して しばらく黙っていた 何を感じたのだろう 何を思ったのだろう 君はそのうち僕の背中に 腕を回して 僕に顔をうずめた 時間が過ぎていく 止まれば良いのに このまま凍ってしまえば良いのに そんなことを君も思っていれば良いのに 僕はもう膝ががくがくしそうだ そのうち君は寝息をたてる ああ 凍ってしまえば良いのに そんなことを君も思っていれば良いのに