少しだけ くいちがった道が 僕らを離れさせていくだけだって 最後にと ふりしぼった言葉 夜空の風にむなしく消えて わがままだったのは どっち 傷ついていたのって どっち 「悲劇の主人公」 なんて言葉が あてはまるのは 僕じゃないの? たとえば 君の代わりに 僕がそこにいても 僕は君と 同じ道を 辿っていたと思う たとえば 君の代わりに 誰かここにいても 僕は君じゃなきゃ 満足なんて 出来ない 紅葉が落ちて 川が赤く 染まった 結局は すれちがった日々が 僕らを別れさせていくだけだって 降り積もり 立ち止まった時に 夕方の地に どっさり落ちて 不器用だったのは どっち 振り向いてないのって どっち 「悲劇の主人公」 なんて言葉が あてはまるのは 僕じゃないの? たとえば 僕が変わって 君の好きにしても 君はそれを 同じ僕と 言わないんだと思う たとえば 僕じゃなくって 誰かここにいても 僕は 僕じゃない誰かを 認められない 紅葉が流れ 少しつまり 止まった 川の上に紅葉が橋をつくる 進んだら二度とは戻れない橋 僕はその橋へ駆け出していった 沈む ねぇ 教えてよ 結局 悪いのは 誰? ねぇ 教えてよ 教えて 紅葉橋