目隠し喰らったような顔して 君は目を醒ました 大きな過ちを犯したように 太陽が痛々しく射した 隠れたくなって 逃げたくなって 逃げたくなくて 見つめたくなくて タオルケットを返してくれないか 明るみにはまだ出られないんだ タオルケットを返してくれないか 剥ぎ取らないでくれないか ふざけた道化が笑顔を振りまく 君はそう例えた 小さな嘘を重ねてまで 積み上げたそれは何なの 弱音をあげて 崩れるそれを 見てられなくて 見つめたくなくて タオルケットを貸してくれないか 誰かに持っていかれてしまったんだ タオルケットを貸してくれないか やさしく抱きしめてくれないか 俺の唯一の武器なんだ 防具のような武器なんだ やわらかくてもつよいんだ 優しい何かが隠れてんだ タオルケットを返してくれないか